ボートレース中心の東京観光に行った話とつくねの話
先日、会社の同期の結婚式で東京に行って来ました。せっかくの東京なので心置きなく遊ぼうと思い、日帰りで充分なのに1泊してボートレース江戸川とボートレース平和島巡礼を決行。私はとにかく江戸川と平和島の相性が悪く、参拝することで運気をあげるのが目的です。
1レースから見るために大阪を5時台に出発。何がここまで私を突き動かすのか。
初日はボートレース江戸川。平手駅から無料バスに乗って向かいます。バスは熱心なオジサン達で補助席まで満席で、田舎の祖父母に会いに行った時のような懐かしい臭いがする。
この巨像は一体…?
投票所の壁にも昔の映画の絵が。
十日戎の熊手みたいなものも。十日戎は西日本中心と聞くのでこれは何なんだろう。全体的にコンセプトは掴めないけど、綺麗で広いレース場です。
負け舟券を食べるヤギもいる。
人形です。舟券を入れると暫くムシャムシャした後に凄い吸引力で吸う。これを見るために今日は全勝したらアカンな~とか思ってましたが心配は無用でした。
江戸川に行きたかった一番の理由は、川のまんなかにレース水面があるということ。
幅員が狭いし流れもあり荒れやすい。船がそばを通ったり、プールでは見れない景色。
わざわざ東京へきて大阪支部の選手を買ってしまうホーム愛。下の写真は大阪支部の濱崎誠選手。ボートってこんなに空飛ぶんだな。
レース場グルメというのは1ジャンルを築いており、各場に名物と呼ばれるものがある。調べると江戸川の名物はもつ煮込み。豚と牛があって私は豚をチョイス。単品で一皿400円。
味噌醤油味の辛めのタレ(甘味が少ないのが大阪との違い?)に大きいもつが沢山!味が濃くてよくしみてるので、もつ1切れで無限に噛み続けられる気がします。美味しい。予想しながらモグモグしてたら2レースぐらい平気で過ぎていった。コスパ良し。
2日目はボートレース平和島。
駅から徒歩10分、入り口はちょっとしたテーマパークのような見た目ですが、中は住之江や尼崎と近い、いわゆる古き良き競艇場の雰囲気。
すぐ近くにわりと高い建物があり、見放題だなと思う。蛭子能収の漫画でビルの窓からサラリーマンが競艇を眺めるシーン(ただしボートは水面でなくアスファルトの上を走り小石を飛ばしまくる)があったことを思い出しました。
ピットが直線上で比較的近くに行けるのでピットに向かう選手やピット離れがよく見える。各艇一斉に動きだすのがかっこいい。
なんだか態度がでかいカモメが沢山いる。芝生で観戦できたりとのどかな雰囲気。
平和島の名物グルメはつくね串らしい。1串120円。タレか塩か選べて、最近の若い人には塩味が人気とおばちゃんが教えてもらいました。
これが、めちゃくちゃ旨い!外はプリッと、噛むと中から脂がジュワッと…食感のイメージ的にはウインナーが一番近いかな。さらっとしたタレはつくねのベーシックな味ですが、中から溢れる肉汁は小籠包のスープのよう。台湾料理っぽくて私の好きなジャンク感。もはやこのつくねを食べたくて平和島に行きたいと感じさせる味でした。思い出補正もあるかもしれません。
ちなみに2日間の戦績は、江戸川がプラスで平和島がマイナス、トータルプラマイ0ぐらいでした。今までの東京のレース場での戦績を考えるとかなり良く、特に江戸川は今後の自信に繋がりました。4号艇を贔屓しながら江戸川が得意な選手を探すにつきる、が結論です。平和島は相変わらず苦手。
ボートレース平和島で食べたつくねが忘れられなくて自宅で再現を試みました。
ポイントは、食感と肉汁。具材は肉のみで繋ぎはすり身の天ぷらをイメージして卵白。肉汁は鶏ガラスープを鶏ミンチに吸収させればなんとかなるのではないか、と適当にやってみる。
一方でこれも購入。
バーでつくねの話をしたら業務用のつくねを揚げてみたらとアドバイスをいただいたので。これだけ入って160円とは、良い世の中です。
出来上がり。串がないので爪楊枝。
奥が業務用スーパーのもの、手前が自作のもの。
業務用スーパーのものは、当然普通の肉団子でした。これはこれで美味しいですが、食感が全然違うし肉汁も溢れ出ない。鍋に入れるのが一番だと思います。
自作のものは…美味しいチキンナゲットが出来ました…。ケチャップとマスタードがよく合う、何もかも違うものです。40個ほど作ったので、子供の頃夢に描いたマクドナルドでナゲットを飽きるまで食べるという願いがやっと叶いました。ちょうど同じ日に弁当用にピラフを大量に作っており食べ合わせもばっちり。
競艇も料理もがんばりたいものです。(ぱりっとしたつくねのコツ、ご存知の方は教えて下さい)